コロナショックを乗り越えて
2020.06.01
コロナショック。長い人生で遭遇したことのない災難。かけがえのない大切な人が新型肺炎で亡くなってしまう。
私のいる京都では、たくさんのホテル、旅行会社、飲食店など観光事業に携わっている業種が未曾有の不況になりました。
板前修業時、とてもお世話になったお店がどうしようもなく閉店に追い込まれてしまう。
以前、大病を患った時、その闘病を支援してくださったホテルがなすすべもなく廃業される。
結果、多くの恩人、知り合いが倒産による解雇になり職を失って路頭に迷うことになります。でも自分にできる事はとても小さく恩返しの欠片も出来ないもどかしさ。いたたまれません。
経済活動が止まると、これほど多くの人々を不幸にするとは想像もできせんでした。収入が途絶え、人々の心が荒みます。常日頃は注意して大丈夫な事でも、非日常となり盗難や詐欺などいろいろな悪事も増えます。
この災禍は私たちに何を求めるのでしょう? 亡くなってしまった人たちはもう元には戻りません。閉鎖してしまったホテルや飲食店も再建は難しいのが現実です。
以前の生活に戻るだけでは到底清算できないほどのものを失いました。
この災いを糧にして、何らかを成長して戻る。それが何かは分からないのですが、何かをしなければならないという思いがこみ上げます。
この何気ない毎日がとても大切で貴重なものであることを胸に刻み、社会に貢献できることを目指して頑張りたいと思います。
店主敬白
ねりみそ工房
利香庵
(
りこうあん
)
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23-16
TEL 075-874-6155
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